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◆アートトーク

第七回 ドン・ポーセラ氏 (アーティスト)

私はドン・ポーセラ。ニューヨークに住んで制作しているアーティストです。私は幸運にも2005年にイセ・カルチュラル・ファンデーションの夏のアート学生展に作品を応募するように誘われました。私はその頃ハンター・カレッジの大学院生でしたが、イセから来たスタッフが、大学のオープンスタジオのイベントの折、私のスタジオを訪ねてくれ、学生展に応募するように勧めてくれました。私は絵と彫刻をやっていたので、イセの展覧会にそれぞれ1点ずつ出すことにしたのです。

ニューヨークのイセ・ギャラリーのスタッフはとても親切で、私や学生展の他のアーティストをサポートしてくれました。オープニングには大勢の人が訪れ、私の作品はなかなか好評でした。展覧会の期間中、フランス、パリでギャラリーを経営している人がイセの学生展を見に来て、私の作品を気にいってくれたようです。そしてイセのスタッフは親切にもパリのギャラリーと私とを引き合わせてくれ、パリのギャラリーは2006年の夏のグループ展に私を誘ってくれたのです。2007年には、このパリのギャラリーは、私の作品を「アート・リスト06」というロンドンのアートフェアに出品しました。この一連の出来事は全てイセの夏の学生展に出品した結果として起こったのです。

ニューヨークのイセ・ギャラリーの立地とスタッフの素晴らしさが、インターナショナルなアート・ワールドとニューヨークのコミュニティとの交流を可能にしていると思います。今でも私はイセとの素晴らしい関係が続いていますし、イセは私が今こうしてインターナショナル・アーティストとして活躍する手助けをしてくれました。イセの夏の学生展を通じて、私はフランスと日本という2つの国との接点を築いたのです。私の作品がインターナショナルなアートの世界にどのようにフィットし、またこのグローバル経済において、私の考えを伝えるのに何が最善の方法なのかを理解する上で、この結びつきがとても助けになりました。

2005年のイセでの学生展以来、私の作品は素晴らしい評価を得てきました。 そしてイセ・カルチュラル・ファンデーションは、私を見出した最初のアート機関のひとつだと言っておきたいと思います。今では私は、ニューヨーク、ベルリン、ロンドン、ニューヨーク州のイーストハンプトン、パリ、オレゴン州ポートランド、ワシントンDC、サンフランシスコ、カリフォルニア州オークランドで発表しています。そして2008年には、ウエスト・コレクション(新進アーティストの作品をコレクションする機関)がシカゴで開かれたネクスト・アート・フェアで、私のインスタレーション作品の全てを購入したのです。ウエスト・コレクションの他にも、ジーン・ピゴッツィ氏、ベス・ルーディン・ドウッディー氏、ジョエル/シェリー・マリン夫妻、ダグラス・マックスウェル氏など、ヨーロッパ、アジア、アメリカのコレクターが私の作品を購入しています。私の記事は最近、イスラエル、フランス、日本、アメリカの出版物にも掲載されました。

2005年のプラナリア・ギャラリーでの私のニューヨーク初の個展の際は、ニューヨーク・タイムズに好意的な評論が掲載されました。最近では、NYアーツ、チェルシー・ナウ、サンフランシスコ・マガジンに私の展覧会の評論が載り、ビレッジ・ボイス紙には私の2つの展覧会が取り上げられて、最高の展覧会という評価を得ています。最近はニューヨーク、マイアミ、ベルリン、サンフランシスコ、そしてハドソンバレー・センター・フォー・コンテンポラリーアートで展覧会をしました。現在はバーモントにあるブラットルボロ美術館でのグループ展に参加していて、その他この夏はニューヨークでの2つのグループ展、9月にバージニア州リッチモンドで2人展、10月にベルリンでの個展が予定されています。

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