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◆アートトーク

第4回 開発好明(美術家)
 えー作家の開発好明です。かいはつよしあきと読みます。
 芸名では無く本名です。山梨に3軒しかなく、それも親戚だけなので山梨の電話帳で適当に電話すると間違っていても僕の電話番号が分かります。(でも試さないでね。)また好明を『こうめい』と読んで下さる方もいて、賢そうですが違います。

 さて僕は2002年にNYはマンハッタンのミッドタウン。
バスオーソリティーの近くのISCPというインターナショナル・スタジオ・クリティカル・プログラムなるレジデンス(滞在製作に参加していたのであります。

 世界15カ国ぐらいから作家が鮨詰めになり、いやいやちゃんとした広いとは言えませんが奇麗なスタジオで切磋琢磨していたわけです。その時に知り合った山村みどりさんというフリーのキュレーターに出会い、ISEでの展覧会の話を頂き個展をする事になりました。
確か5月だった思います。

 それが縁で、PS1のパフォーマンスやオーストリアでの展覧会などが舞い込み僕にとって実りのある展覧会を経験させて頂きました。関係無いですが、アメリカの作家達は「カイハツ、アイ・エス・イーの個展面白かったよ・・・」なんて言ってくれるのですが、一瞬頭の上に???が三つも出てしまうのですが、イセさんの事でした。間違って呼んでいるようですが、NYではこっちで通じてしまっているようです。

 話は僕の作品に戻りますが、作品製作の中でジレンマが作品を呼び起こす、それは彫刻といった目に見えた形ばかりではありません。3年前に国立に友人の山口正規さんと一緒に立ち上げたノンプロフィットのスペースFADs ART SPACEは、作家の活動の場や貸しギャラリーに対するジレンマから始まりました。

 そして2年前から活動を開始した『サンキューアートの日』(39ARTの日)もまた彫刻とは呼びがたい作品です。これもまた、画廊や美術館などの観客の減少や作品を家庭に持ち帰り楽しむ習慣の欠如をどうゆう形で打開できるのかといった気持ちから出てきたプロジェクトです。

 昔、うなぎ屋は販売不振を憂い、平賀源内に伺いを立てに行った時に土用の丑の日を考案したというエピソードもあり、そんなきっかけで美術もまた広がりを見せるのではないのかと期待しているのです。

 しかしこのプロジェクトも影で支えてくれている多くの皆さんの御陰であり(本心ですよ)最初話を打ち明け、膝を叩いて賛同してくれた現代美術製作所の曽我高明さんがいなかったら、このアートの日も戯言として酔いと一緒に消えていたでしょう。

 とにかく作家生活10年を過ぎました。いい作品を作るのはもちろん良い人と出会う事が本当に大事だなと思っている今日この頃です。

ではでは39.4649(サンキューよろしく)ちょっと、かなり古いかな。

サンキューアートの日 公式ホームページ
http://www.39art.com

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